
こんにちは、lokiです。武蔵小杉駅から徒歩5分のプライベートサロンyurubinoを運営しながら、ブログでは健康に役立つ情報を発信しております。
今回は、「中腰姿勢で腰に痛みがあります」という質問に対してお答えしてみようと思います。
重いものを持ち上げるときや家事育児の場面で、前に屈む姿勢を取ると腰に痛みを感じることがあります。
背骨は上から掛かってくる負荷には強いのですが、垂直ではない方向から力が加えられると痛めやすい構造になっています。というのも、骨と骨との間にある椎間板が垂直方向からの負荷に対してはクッションとして働きますが、ねじれた方向や横方向からの力が加わったときにクッションの役割ができないからです。
中腰の姿勢で前かがみになることは、たとえ重いものを持っていなくとも腰には垂直方向ではない力が加わることになります。頭部だけでも人体の10%ほどの重さがありますが、中腰の姿勢はそれに加えて上半身の重みを腰部で支えるため、長時間続けていると負荷が大きく、腰を痛める原因となります。
とはいえ、中腰になる状況を避けられないこともあるため、少しでも腰に負担の少ない姿勢を意識することが大切になります。
お子様を抱っこするときのアドバイス
重いものを持つときと同様、膝を曲げずに腰だけで前屈してお子様を抱き上げると腰にかかる負担が非常に大きいものとなります。
おすすめは膝を曲げてスクワットをするときのように背中はまっすぐな状態で抱きかかえること。もしくは、片足を持ち上げたいお子様の横に置き、背中はまっすぐの状態で抱きかかえること。
太ももの裏の筋肉が弱っていると無意識に腰を酷使する姿勢になりやすいので、積極的に太ももの裏を意識して動作することをおすすめしています。
掃除機をかけるときのアドバイス
掃除機って絶妙に長さが足りず、そのまま使用すると中腰姿勢になってしまうことが多いです。
掃除機を使う際も、スクワットをするときのように足を広げて重心移動していくことをおすすめしています。
普段の生活習慣からなるべく腰に負担の少ない姿勢で生活していけるといいですね。
腰部の筋肉は硬くなりやすいですが、うつ伏せ寝の状態でほぐされると個人的には「ウッ」となるので苦手です。理由は胸郭にある肋骨がないため、圧迫されすぎてしまうことにあります。
当店では横向きになっていただいて筋肉を脇腹の方からほぐすことで、嫌な痛みや不快感を取り除いた施術を採用しています。
自分でほぐすのも大変なので、腰の張りが気になったら施術も受けに来てくださいね。
loki