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肩こりを姿勢から考える〜骨格の歪みとその影響、対策について

デスクワークや長時間運転、子育て中の抱っこなどにより現代人を悩ませる肩こりですが、症状がひどくなると生活の質に関わってくるのでなるべく解消していたいですよね。今回は肩こりが発生する姿勢から原因となる筋肉を特定し、対策を考えていきます。

悪い姿勢で猫背が進むと、肩こりの原因となる筋肉が硬くなる!

猫背とはどのような状態か

骨格から表現すると、猫背は骨盤が後ろに傾き、背骨が曲がり、肩は巻くように前方へ移動して首と頭が前のめりになっているような状態です。

猫背は骨格にどのような歪みを生じさせるか(小円筋)

猫背の姿勢を続けることで肩がどんどん内巻きになっていきます。そのため脇の下の筋肉は伸びた状態が続き柔軟性を失うことになります。

脇の下をほぐすことが肩こりで悩む方に有効なのはこれが所以です。

猫背は骨格にどのような歪みを生じさせるか(僧帽筋)

肩が内巻きになるだけではなく、猫背の姿勢により肩甲骨は上方に移動するため、肩甲骨を上方に引っ張る僧帽筋という筋肉が硬くなります。

施術する中で出会う肩こりで悩む方は肩甲骨が上がってきていて押すと痛みを感じる人が多いです。もはやコリなのかわからないという硬さを感じている方は、もしかするとコリではなく肩甲骨に触れているかもしれません。

小円筋が硬くなると四十肩や五十肩につながる

お客様でも腕が挙げられなくなってしまっている方を見かけますが、小円筋が硬くなることで肩関節が動きづらくなり、痛みが生じます。

僧帽筋が硬くなると肩こりだけでなく見た目にも影響大

肩がずっしり重たく感じるようになったり、血行が悪くなるため頭痛に繋がることもあります。また、肩がもこっとしてくるため肩の出るドレスを着用したり薄着で過ごす季節に見た目にも影響があります。

簡単にできる小円筋のストレッチ方法

まずはこちらのようにバンザイをして頭の上で手がつくかどうか確認してみましょう。

つまり感があれば柔軟性が失われて硬くなっている可能性があります。

手順1 写真のように片方の腕を後ろに回し、手の甲を腰に当てます。

手順2 肘を反対側の手で持ち前に引いていきます

手順3 この時、引っ張られている側の腕は抵抗して逆向きに力を入れます。

簡単にできる僧帽筋のストレッチ方法

僧帽筋は広範囲にまたがっている筋肉のため、ストレッチは部位ごとに行います。

僧帽筋上部繊維のストレッチ

手順1 伸ばす側の腕を写真のように後ろに回し、手の甲を腰に当てます。

手順2 反対側の手で側頭部を支え、頭を側屈させていきます。

僧帽筋下部のストレッチ

手順1 見たまんまなのですが、後ろで手を組み、矢印の方向に伸ばしていきます。

まとめ

肩甲骨に付着する筋肉は17種類あるため肩こりの原因は千差万別で、実際にお客様と対面しないとわからないこともありますが、今回ご紹介した2つの筋肉に対するアプローチで少しでもお身体が楽になるといいなと思います。

武蔵小杉のプライベートサロンでお身体のメンテナンスをさせていただいております。肩こりに関して改善していきたい方はお手伝いさせていただきますのでご予約フォームからご連絡ください。

yurubino

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